06/10

国際的にマレーシアのお金は子供銀行と同じ扱いで、まず日本では両替してもらえない。 オレンジ、緑、ブルーとカラフルな小ぶりのお札。 それでいて価値がないので、さながら人生ゲームのお札のよう。 
ガンガン暴落する貨幣なので保管しても腐る一方。 暖かい気候に僕の脳も半分腐っているので、わりと人生ゲーム感覚で大量の夏服を買い込んでしまった。 
ここ一年間、『夏』という季節しか巡ってこなかったせいで夏物ばかり増えてしまい、フリーマーケットを開けるくらいに膨れ上がった気がする。 マレー滞在残り3週間というのにダメ押しをしてしまった。
僕はあまり流行モノに手を出さないタイプなのと、何でも着こなしてしまうセンスの無さが『服を売る』機会を少なくさせる。 友人が出店すれば、家中の服以外のガラクタを抱えて着いて行き、ビニールシートの上で読書をしたり、紙粘土に色を塗っていたり、まあ良く言えばマスコット的存在、平たく言えば店番のようなことに従事していた。  
女の子がシノラーを卒業、というか篠原さんが真っ先にシノラーじゃなくなっちゃったんだけど、いらなくなったシノラー的洋服及びその他ゴミ同然のアクセサリーを売る。 またはアムラーからアユラー(無かったらごめん)へ乗り換える際、公約数的アイテム以外の放出などなど。 
若い女の子なら理解してやれるが、男なのになぜ?と疑問になる。 キムラーを卒業しましたとは、聞いたことないだけに不思議だ。 
じゃあオマエのその夏服処分はなんなんだよと問われれば、マレーシア卒業=シノラー卒業と似たようなもんだってことで、ほぼ間違いない。 
いくら腐ってるとはいえ、さすがに日本じゃローラー靴は履けないのだから。