ゲイツくん

社会人になって得をすることのひとつは、ありえない人間と仲良くなることかもしれない。 一緒に仕事をしている松尾君が、もし高校時代にクラスメートだったとしたら、きっと会話を交わすことなく一年が過ぎたと思う。
頭の良さをストレートに表現した黒ブチめがね、公害(かわさきぜん息)の認定患者という体の弱さ。
僕があと10歳若かったら、名前が一文字も被らない素敵なあだ名を付けてたかもしれないし、第一印象は和製ビルゲイツだった。