05/23

僕は妹がいるが、弟のほうが欲しかった。 それは友人の私物化した弟乱用に憧れたためだと思う。 
僕は僕なりの努力で、『ドラクエのレベル上げ』という労働を妹に割り当てようとしたが、それに見合ったエサを与えることができなかった。 『冒険の書』を一つ与える変わりに、一日10匹のはぐれメタルを倒すという規約を弟と交わした友人。 空きのスペースを利用するだけで、ファーストクラスな冒険を楽しむ彼を羨ましく思いました。
 『弟側』となり労働に精を出している友人も見たが、人間、次男に生まれてはいけないと悟ったものです。 次に生まれ変わったら弟付きの長男でありますようにと当時は願ったものの、今となっては美人な姉が欲しい。 
人生を振り返ってみると、僕は妹を上手く利用できていない。 勉強嫌いな彼女に時給500円で家庭教師をし、九教科450点満点のテストで向上した点数 X 200円のボーナス付きバイトをしたときだけだ。 もともとの素材がある意味で良かったため、偏差値50台に乗せただけで26,000円になった。 
ここまでは良かったのですが、金の成る妹あらためヤンキーはこう言いました。
「たくおさー(呼び捨て)、この前26000円もらったべー? 1万円くれないと次のテスト本気でやんねーよ」