11/11 一時帰国中

土曜日の真昼間に会社へ寄り、判子を捺印する作業をしてきた。
人の少ない会社の自分の席。ここ一年、システム部屋やら東京のカウンターやら挙句の果てに地の果てまでふっ飛んでるんで、自分の席はかなり落ち着ける。 
ふと隣の佐藤君の机を見ると、アキラのワンシーンを再現したフィギュアを飾ってるのである。 会社の備品を何だと思ってるんだか、そういうのは自分の部屋に飾れって。 まったく腹立たしい。
社会と会社に慣れてきてしまい、それが返って危険な時期に差し掛かってるのではなかろうか? 月曜にはマレーへ戻ってしまうので、注意してやることもできない。 元教育係の私としてはとても残念であり、次に彼と会えるのは、何ヵ月後になるのか自分にも分からないのが悔しい。 辛い。 こんな筈じゃなかった。 佐藤君は立派に僕のような人間に育ててやると、彼を預かったあの日から心に誓っていたのに。
 
仕方ないので真っ赤に塗り、『シャア専用テツオ』とメモを残しておいた。